『神策軍碑』は全称『皇帝巡幸左神策軍紀聖徳碑』で、唐会昌三年(843)に刻まれ、長安宮廷の禁地に立っており、たたき拓は難しい。何度も兵燹に遭わず,碑は破壊された。碑先損後佚,拓本絶少。この碑は柳公権の晩年に書かれたもので、字体は落ち着いていて穏やかで、勢いが雄大で、柳公権の「生涯第一の妙跡」と言える。
この本は2冊入っていたが、下の本は伝わらず、南宋の賈似道蔵内府の故物で、賈は本籍を失い、内府に復帰した。その後晋王府に戻り、明は孫承沢の所有となり、梁清標、安岐、張蓉舫、陳清華などを経てチベットに渡した。1965年に中央政府は資金を投じて香港から購入した。この本は宋拓宋装で、海内孤本で、品相が美しく、伝承があり、かけがえのない歴史的価値、文献的価値、芸術的価値を持っている。今蔵国立図書館。