王献の楷書「洛神賦十三行」の拓本(全部で4枚の写真) 王献の楷書は『洛神賦十三行』無錫博物館蔵拓本を鑑賞します。 王献の小楷書曹植の「洛神賦」は宋代以来、わずか13行しか残っていません。だから、一般の人は全部「十三行」と略称しています。 王献之の書『洛神賦』(十三行)は体が秀逸で、虚と簡静、霊秀流美と文章の内包がきわめて調和しています。この佳作は後代の人に「小楷の極則」と称されています。清楊賓の「鉄函書号」は「字の秀力園潤、行世の小楷はその右に出ていません」と思っています。形も横から縦に、すっかり熟した楷書である。