章草大家王栄年信札書道墨跡鑑賞
王栄年(1889-1951)、字世英、号紫珍、又号梅庵、浙江永嘉県永強区の官吏の家に生まれた。23歳で明治大学卒業。『大羅雑詠』などを著している。王栄年章草書道はわざと結体と筆にこだわっていないが、古拙の中に清気が透けていて、時人に「その本は篆書を溶かして碑を一つの炉に載せた。真書、行、草兼工、臨褚深得神髄、章草は特に一時を絶った」と誉められた。
王栄年書贈蔡一鳴の条幅
王栄年書は温州の有名な実業家呉百亨に贈られた。