紀昀(1724-1805)、字暁嵐、一字春帆、晩号石雲、道号観ゲーム道人。歴雍正、乾隆、嘉慶の三朝、官至礼部尚書、協力大学士、加太子太保の肩書き。『閲微草堂ノート』を著し、紀暁嵐は我が国に現存する最大の官修叢書『四庫全書』の総編纂官である。その死後、嘉慶帝御賜碑文は「敏而好学可為文、授之以政無達」で、文達と名づけられ、郷里の世は文達公と呼ばれた。
紀暁嵐書道作品は、当時の書道スタイルの影響を受け、円融、雍容華貴の特徴を持ち、書道の大きさを兼ね備え、蒼力多姿であり、実用性と芸術性の完璧な結合でもある。
紀昀書心経