柳公権楷書は「玄秘塔碑」の全称「唐故左街僧録内奉納三教談引驾大徳安国寺上座賜紫大達法師玄秘塔碑銘並序」を鑑賞し、唐ペ休は文章を書き、柳公権書は篆額した。柳公権六十三歳の年に書かれた、晩年の成熟作である。『玄秘塔碑』は唐会昌元年(西暦841年)12月に建てられ、碑は陝西西安碑林にある。楷書28行、行54字。劉熙載の「芸概」は「柳書『玄秘塔』は顔真卿の『郭家廟』から出た」と述べ、王世貞は「柳法が美しく、顔司徒に匹敵する」と述べた。『玄秘塔』は柳公権が六十四歳の時に書いたものだ。王澍の「虚舟題跋」はこの本を「誠懸極矜練の作」と言った。「玄秘塔」の結字の特徴は主に内包外拓で、この結字は緊密になりやすく、力強い。運筆は健やかで、きれいで、四方が行き届いていて、自分の独特な顔をしています。