宋諸名家墨宝帳--宋陸遊書尺札、サイズ:40.5 x 70.7センチ、台北故宮博物院蔵。
陸遊(1125-1210)、字務観、号放翁、越州山陰(今紹興)人。幼い頃から勉強好きで疲れず、29歳の時、南宋の首都臨安(現在の杭州)に赴き、応鎖庁試験で1位になった。秦桧孫の前にいたため、国辱「喜論回復」を忘れず、再試験で除名された。彼は終始抗金を堅持して中原を回復し、官途で権力派の排斥の打撃を受け続けた。中年に蜀に入って金に抵抗し、宋光宗が後を継いだ後、礼部郎中兼実録院検討官に昇進し、やがて「風月を嘲詠する」ために官職を罷免して故郷に帰った。主な著作は『渭南文集』,『剣南詩稿』,『放翁詞』,『南唐書』,『老学庵ノート』。