第一人者の最後の劉春霖の手跡鑑賞
劉春霖(1872-1944)字潤琴、号石雲。直属の粛寧人、清光緒30年(1904年)甲辰科状元も、中国の歴史上最後の状元であり、いわゆる「第一人者の中で最後の人」である。彼は詩の書画の上ですべてきわめて高い造詣があって、特に小さい楷書が上手で、その小さい楷書の書道は“楷書の法冠がこの世になって、後学の宗の”の誉れがあって、今なお書道界は依然として“大きい楷書の学顔(真卿)、小さい楷書の学劉(春霖)”の説があります。咨政院議員、大統領府秘書補佐兼秘書庁長官代行、直属省教育庁長官等を歴任。
劉春霖行書書札、安徽省図書館蔵。
劉春霖『至聖先師世系考』残稿
劉春霖小楷書『臨唐人霊飛経』